お金の問題が家族に及ぼす影響

このページでは僕が過去に実際に体験したことをお話ししたいと思います。



僕がお金について勉強を真剣にはじめた理由をお伝えしたいと思います。



僕の実家は岩手県盛岡市で五人家族と一匹で暮らしてました。家族構成は父と母と姉と兄と末っ子の僕と犬が一匹です。
僕が小さいころの家族は皆仲が良かったので、お父さんが休みの日には家族で出かけた記憶もあります。
当時は僕に従兄弟や親戚も多くいましたし、普通の一般家庭だったとおもいます。




しかし、僕が七歳くらいのある日の朝、両親が口論になっているのを見た頃から状況は変わり始めていました。
その時いつもは優しい父さん母さんがやけに血相を変えて怒鳴っていたので、幼い僕はとても怖く感じたのを覚えています。


その日を境に、父は家に帰って来ることがとても少なくなりました。



元々父は、県外の仙台で仕事をしていたこともあり毎日家に帰って来るわけではありませんでしたが、それでも週末にはいつも家にいたのにぱったりとこなくなったのです。



当時は父が帰ってこないことに違和感を覚え、家族によく問いただしたりしたのですが、結局会話を濁されるだけでした。
そうして父が帰ることもなくなってさらに数年が経ち、僕は11歳になっていました。



いつも通り僕が小学校から帰ってきたある日の晩、母の口からから父さんと離婚するという意思をつげられます。
家に帰って来ることがなくなった父のことを考えると、やはり両親は仲が悪くなったんだなということを感じました。


後から話を聞いたんですが、自営業をしていた父の仕事がうまくいかなくなったことが離婚の原因だったようです。
よく仲の良かったある日家庭が壊れるといった話を聞きますけど、たいていはお金のことが原因です。


そしてそれは僕の家も例外ではありませんでした。



両親は、その後離婚をし、僕は母側に引き取られました。



その後、一家は母がパートに出て働くようになり、兄も高校を卒業して就職して働いていたので、そのお金で生活をやりくりしていくようになります。



姉はこの頃県外の大学にいたので、僕と兄と母の三人で生活していました。
父がいなくても、なんとか生活は回っていたのですが、
しばらくして家族にとって決定的な出来事が起こります。




ある日突然兄が仕事を辞めてしまったのです。
それも今の仕事よりも大好きな音楽「レゲエ」をやっていきたいという理由からでした。


これに対し、夢を追って独立して結果的に仕事が上手くいかなくなった父をよく知っている母が激怒しました。


「家がこれだけ大変な時に、夢なんかのために大事な仕事を辞めるな!」と。


しかし、止める母に対し兄も強く反発します。


僕は、その間に入ることもできず怖くてただ怯えるしかありませんでした。



というのも、兄とは8つ歳が離れていて、兄が不良だったこともあり、ただ怖い存在でしかなかったからです。


兄弟じゃなかったら、きっと人生で会話することもなかったでしょう。(笑)
だから、そのような状況では僕は兄に対してただ怯えることしかできなかったのです。



この口論はほぼ毎日、夜になって兄と母が顔を合わせる度に起こります。


母は仕事をして家族が生活できるようにちゃんとしてくれの一点張り。



父がいないこの家にはどうしても働き手が必要でした。




それでも兄は、母が何と言おうとどうしても夢が捨てきれません。
しかし家のためにちゃんと働かなければならないというジレンマに疲れ、やがて自暴自棄になってしまいました。


レゲエを本格的にやりたかった兄は、貯めていたお金の100万円ほどを、パチンコにつぎ込み、すっからかんにしてしまいました。



さらには無職になったので、お金がなくなれば母にたかるようになり、「もう家にはお金がない」と母がいえば、逆上して家具や周りのものをめちゃくちゃにします。


兄は何かにつけ、家の中でイライラしては僕や母に当たってきます。



僕の人生で最低最悪な時期です。


そんなことが毎日のように起こるので、僕は兄のことがことごとく嫌いになりました。



「母さんがこんなに一生懸命 働いているのに、こいつは自分のことばっかり。。。」


あんなに、とてつもなく人間を恨んだり憎んだのは人生であの時だけです。


僕は将来、兄みたいな人には絶対になりたくないと思いましたし、こんなに苦しい生活は絶対にしないと誓いました。



お金が無い苦しい生活は絶対にしたくない、普通に生活して幸せになりたいと強くおもいました。



そんな家庭崩壊した散々な生活が一年もした頃、ある日兄は単身一人で音楽の夢を叶えるために家をでていきました。


本当に自己中な人だなと思いましたがその反面、兄がいなくなったことで僕は内心ホッとしました。


やっと、この地獄から開放されるんだと心から喜んだのを覚えています。



その後、大学を卒業した姉が家に帰ってきて母と姉と僕で兄のいない生活を送るようになりました。


生活はそれで順調に回り僕もいつしか高校生になってアルバイトやバンド活動をして充実した生活を送るようになります。


その頃のバンド活動を通して僕も将来音楽で食べていける様になりたいと思う様になっていました。



ですが、夢を追うなんて話にはもうこりごりの母のことを考えれば自分はそんな道を選ぶことなど、到底考えられませんでした。
いや、考えてはいけないことだと思いました。


そのせいでか家が大変な時に出て行った兄のせいで音楽を仕事にするという選択肢が自分になくなったのだと思う様になり、苛立っていました。(結局、大事なのは自分の覚悟なのですが、当時は未熟で分からなかったんですね。)



その頃から時折、兄の音楽活動の噂は耳にするようになりました。
レゲエではある程度名前が売れてきて、僕の友達にも兄のことを慕う人が出て来るようになったんです。


ジャパニーズレゲエというジャンルの音楽で、最近では湘南の風とかあの辺の人たちが有名ですが、
兄もそういう人たちとつながりがあるみたいで、僕の友達もそんな兄のことをすごい!と言っていましたね。


僕も、そういう朗報を聞いて嬉しかったのですが過去のトラウマがあったので、心からは全く喜べませんでした。


むしろ、何がすごいのかよく分からない。あんなひどい人なのにって思ってました。



さらに月日は流れ、僕は社会人になっていました。歯科技工士として大阪の大手企業で働くようになります。



ですが、この業界は労働条件が厳しく12時間労働なんて当たり前。粉塵だらけの環境。給料は安い。小さいものを何時間も作業しながら
見るので眼精疲労が半端ないというなんとも厳しい労働環境でした。


しかも厳しい上司のいる部署に配属されて、僕はかなりしごかれるようになります。



元々、仕事が出来るほうでも無かったので、何度も叱られて憤りを感じる事が沢山ありましたが
こっちが言い返したくても相手が上司ならやはり言い返せないものです。


そんな生活をしていると、何もかもが嫌になってやる気がなくなります。



以前、父が若い頃会社に勤めるのが嫌で独立したという話を母から聞いたことがありましたが、その理由が社会人になった僕にはすごいわかるようになりました。


当時は家族にもこのままサラリーマンをするのは嫌だ!と何度も強く訴えてましたね。


正直こんな奴隷のような生き方するくらいなら会社員を辞めて技工士として独立してやる!って気持ちでした。



でも、実際に独立している人の話を聞くとサラリーマンとして雇われていた時の方が楽だったという話も聞いてすっかり意気消沈。(←いま考えるとやわな決意でした)



独立は簡単にできるものでないなと悟りました。
独立したとしても最初に多額の経費がかかるし、生活できるほど仕事が取れるかも分からない。


結局人が生活するためにはお金が必要なわけで、独立してお金が無い状況であっても生活費はなんとか工面しなければなりません。
そう考えると簡単に今の仕事を辞めるなんてことはできないわけです。


仕事を辞めたくても簡単には辞めれない。
お金の扱い方も知らず貯金もせずだらだらと夢も希望もない生活をしていたある日、携帯に着信が入りました。






兄からです。



兄はその頃、東京に住んでいて家賃が高くて支払えないといっていました。
家賃が払えず生活するのもギリギリという状態です。


兄が音楽での成功を夢見て旅立った時から約10年の月日が流れていました。
その間もお金が無くなっては度々、母にお金を借りていたと聞いていたので、金額は合計したらウン百万という金額になると思います。



それでもいつかは大好きな音楽で食べて行くという夢を見ている。


そんな兄から電話で「お金が無いから3000円だけ貸してくれ」と言われました。



それを聞いた僕は心の中でふつふつと怒りが湧き上がってきました。


母さんだけじゃなく今度は俺にまで。弟に金借りるなんてどこまで腐ってるんだと。



この時僕は、兄に自分の気持ちをはっきりとぶつけるしかないと思いました。
人に迷惑をかけるくらいなら、大切な家族を傷付けるくらいなら、夢はもう諦めてまっとうに働いてくれと。


でも僕はそう言いたくても兄がとても怖かったので、とても躊躇しました。



ですが、しばらく沈黙が続いたあと兄が自暴自棄になった頃に受けた感情やその頃の兄に対してどう思っていたかを僕は勇気を振り絞って兄に話しました。



あの頃、人生の中で最も生きた心地がしなかったこと。



本気でお兄ちゃんを憎んでいたこと。



自分の境遇をひたすら恨んだこと。



周りの普通の家庭の友達が羨ましく見え強い疎外感を何度も感じたこと。




大切な家族にもう迷惑をかけないでほしいと。



僕は普段は感情をあまり表に出さないのですが、この時ばかりは自分の正直な気持ちや感情を伝えました。



数秒間沈黙が続いて、電話ごしに兄が泣いているのが分かりました。






「ご、ごめん、、しゅん、本当に、ごめん。。。何度も迷惑かけて、あの頃、兄ちゃんも何とか家族を守らなきゃって思って、今までも、、音楽で何とか家族を助けたいって、ずっとおもって頑張ってきたけど、、、迷惑かけるばっかりで、、、ごめん」


兄が涙ながらに自分の今までの思いの丈を必死で伝えようとしていることが電話ごしでも伝わってきました。



僕は、その言葉を聞いて涙が止まらなくなりました。



僕は今までの兄からは想像できない予想外の言葉に戸惑いましたが、その時初めて兄の気持ちが理解できました。


兄は家族のために十年間も必死に夢を叶えようとしていたんだと。
兄は家族のことを考えてくれていました。



両親が離婚して生活が苦しくなって、兄も兄なりにどうやって生活を豊かにすればいいか悩んでいたようです。



その打開策として音楽という道を選んだけれど、力が及ばなかった。


僕たちは、それから数分間泣いて言葉にならないような声で話をしていました。



人生であれだけ泣いたのは生まれて初めてです。






お互いに理解を深めるにつれ、僕たち兄弟の12年分のわだかまりが無くなっていきました。
その時の電話を終えて一か月ほど経った頃から、兄は荷物をまとめ地元に帰って母のいる地元で真面目に仕事をしながら生活するようになりました。



今も兄は仕事をしながら自分のできる範囲で音楽をやりながら生活しています。



きっと、あの時の電話のやり取りがなければ、僕と兄はお互いにわだかまりを持ったままの人生を生きていくことになったかもしれません。



僕もこの経験がなければお金に対して真剣に勉強をしようとも思わなかったと思います。




「お金」というのはとても大事です。




でもお金が大事だと分かっていても、お金の知識や投資の知識がなければ結局お金を無駄にするだけで、またお金を求める必要性が出てきます。



兄がもっとお金やビジネスについての知識を知っていれば、きっと音楽でも成功を収めることができたのではないかなと僕は思ってます。




お金の扱い方を知っていればお金を増やして音楽に再投資することもできますし、生活を豊かにしていくことも可能だからです。



お金の知識がないというのは経済的に残酷な結果を導くことになりかねません。



もし、僕の両親が離婚する前からお金の扱い方を学んでいてお金を正しく運用できていたら、家族はバラバラになることもなく兄と母が喧嘩することもなく家族が悲しい思いをしなくても済んだかもしれません。




この経験をしてから、僕の人生は変わりました。



人生でもう二度と同じ過ちをしないようにとビジネス書を本屋で買いあさり、毎日仕事終わりに読書をして勉強するようになりました。




時には、高額な情報商材も購入して勉強に取り組みました。



今までのお金やビジネスに対して無知だった遅れを取り戻すために積極的に知識に投資してきました。


すると、お金を払って正しい知識を身につけたことで、僕の頭はみるみる稼げる思考へと変わっていきました。


あの電話から2年ほどの月日が流れ、せどりというネットビジネスに取り組み副業でありながら月に10万円ほどの収入を稼げるようになりました。(2015年12月には、情報発信とせどりで月収130万円を達成することが出来ました。)



きっと、あの時の経験がなければこのような結果を残すことはできなかったと思います。


そして、今日も僕はお金やビジネスについて勉強しています。


僕は、自分の過去の経験を通して現代の子供たちや僕のブログ、メルマガ読者さんを含め、そのお子さんたちにも僕と同じような境遇にあってほしくないという思いで記事を書いてます。



子供は、自分で稼ぐすべがないのでほとんど親の言う事を守るほかありません。
子供は、辛い状況にいてどうにか現状を変えたくても変える力がない可能性が高いです。


そして、その子供たちの未来は、現代の大人たちが握っているのです。


つまり、今この記事を読んでいるあなたを始め現代の大人たちがお金の教育を身につけることで家庭内での経済状況がよくなり、家庭は円満になります。
修身斉家ともいえますが、まずは身を修めて、家庭を整え、国を治め、天下を平和に導くという流れを作ることが出来ます。



子供たちもそんな家庭円満の中で育っていくので、教養の身についた素直な子に育つでしょう。


そうした将来に不安の無い正しいスパイラルをつなげていける人をできる限り増やしていきたい。
僕の経験や知識があなたの幸せの一助になったらとてもうれしく思います。


僕のブログやメルマガを通じてあなたが経済状態を向上させて幸せな毎日を過ごせることを願ってやみません。



人生は知識を身につけることで大きく変わります。


僕はあなたにお金やビジネスについての正しい知識を提供し、人生で得られる収入を増やして家族や周りの人々を幸せにしていくお手伝いが出来ればと思います。



ご興味を頂けたのであれば、僕のブログ、メルマガをぜひ購読してみてください。


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