せどりの資金ショートを防ぐ方法と資金管理のやり方
どうも、プラチナです。
せどりに取り組み始めて仕入れが出来るようになると、商品がどんどん売れていくので楽しくなるものです。
仕入れにお金を使って、商品が売れて売上が入ってきて、また仕入れにお金を使って。。。
これを繰り返している内にやがて遭遇する問題が、 「いくらお金を使っていて、いくら儲かっているのか把握できなくなる」 という問題。
つまり資金管理に困るわけです。
最初の内から資金の計算をきっちりしていて、経理業務も得意という人なら陥る事はないと思いますが、初めての副業で実践されている人は時間が無い事も相まってつい蔑ろにしてしまいがちかと思います。
今回は、こうしたせどりの資金繰りを簡単にする為に必要な考え方と方法について解説していきます。
目次
あらかじめ仕入れに使う資金を決めておく
せどりは売上を出そうと思ったら、沢山の在庫を扱うので資金管理のしにくいビジネスでもあります。
特に、初めてのビジネスとして取り組まれたのであれば、売った数だけ増える経理作業は負担を感じるでしょう。
なので、最初の段階は元手を10万円などに決めておいて、仕入れたらその都度 仕入れ値と残り資金を記録していくようにしましょう。
そうして、資金を管理する習慣を付けておくと、資金が足りないという事を未然に防ぐ事が出来ます。
コツは、10万円の範囲内でやりくりして、お金を増やしていくことです。
10万円が12万円に増えなければ、後で大きい金額を追加投資しても増やしていく事が難しいので、決めた資金をコツコツと増やす事を目標に頑張りましょう。
資金ショートを避けるため現金決済を基本にする
支払い方法にも資金ショートを事前に回避するポイントがあって、特に最初の段階においてはお金の流れを見やすくする為にも現金決済をお勧めします。
例えば、セールに行ったらどの商品も安かったから、ついつい仕入れにお金を使いすぎてしまったという事がなくなります。
では、支払い方法がクレジットカードだったらどうでしょう。
クレジットカードを使うと請求が翌月以降になる事から明細をこまめに確認しておかないと予想以上の支払金額になってしまう場合があります。
この場合、クレジットカードの支払日前に 仕入れた在庫を早めに損切りしなければならなくなるパターンや、支払日までに在庫が売れなくて貯金から持ち出しが発生するパターンにもなります。
そのため、仕入れを行うときは現金決済の方がその場で資金が無くなるので、資金管理はしやすいです。
クレジットカードは慣れてきたら、利用するようにしましょう。
その際も基本は手持ち資金の範囲でやりくりしていくのが確実です。
現金決済が可能になるデビットカード
現金決済のメリットはお伝えした通りです。
現金決済をする上で便利なのが、「デビットカード」です。
デビットカードを使うと、決済と同時に銀行に入っている残高から支払い額分が引き落とされますので資金管理がしやすいです。
ただ、デビットカードは明細が表示されないものもありますので、何に支払いしたのかが把握しづらくなる可能性が高いので、支払いする度に記帳する必要があります。
クレジットカードを使う時は、資金ショートを避けるため手持ち資金の半分まで
基本は、現金決済が望ましいと言いましたが、クレジットカードを使うのもメリットがありますよね。
例えば、ポイントが貰えたり、支払いを先に延ばせたり、仕入れたい商品があるのに現金を持ち合わせていない時はクレジットカードが便利です。
ただ、クレジットカードの支払い金額は、支払日になる前の早い段階からいくら用意すれば良いか常に見張っておく事をお勧めします。
理由は、 仕入れた商品がクレカ支払日までに全て売り切れているとは限らないから です。仕入れた商品が1ヶ月に5割ほど売れればよく売れている方ですが、残り5割分の仕入れ金額は手元に無いので、支払日には支払い負担が出てくるのです。
せどりをする場合には、クレジットカードで会員登録をしたり、アマゾンの大口登録をする事もありますので、必要経費が諸々かかってくると仕入れした分の支払うお金が足りないという事にもなりかねません。
そのため、諸々の経費の支払いや仕入れた商品が支払日までに売れなかった場合の事も考えて、クレカでの仕入れ資金を使うのは半分までにとどめておく事をお勧めします。
例えば仕入れ資金10万円があるなら、5万円を仕入れに使って、もう半分は支払い日用に温存しておくという形です。
半分を残しておけば、全ての商品が売れなくても支払い日に慌てなくても大丈夫でしょう。
【重要】仕入れたら、何としても全ての商品を素早く売る意識を持つ
商品を仕入れたら、出品を面倒くさがらずスピーディに出品しちゃいましょう。
出品しないと商品は売れませんし、仕入れに使ったお金はまるまる返ってこないからです。
出品しない事が、資金ショートに繋がりやすい一つの壁とも言えます。
ちなみに、仕入れた在庫の大体8割以上は売らないと利益が出たと実感できないです。
例えば、4000円の商品を10個買って、合計4万円分仕入れをしたとします。
1点あたりの売上は、5000円で利益は1000円。利益率は20%です。
※利益率(1000÷5000×100=20%)
この場合、仕入れ値の4万円を回収するには、8点以上売らないと回収できない計算になります。
※(5000円×8点=40000円)
9点売り切れば実質的に黒字となり、5000円の利益になります。(ここの例え話では梱包代、発送費を含まない状態で考えます)
10点売り切れば10000円の利益。
つまり、在庫の8割以上を売らないと利益にならないので、仕入れる商品は全て売り切るつもりでいないと仕入れる前に想定していたまとまった正味の利益にならないという事を理解しておく必要があります。
加えて、出来るだけ短期間で売らないと手元にお金が入ってこないので次の仕入れが出来ませんから、回転率が高い売れやすい商品だけを仕入れる事が大切になります。
商品が売れない場合に実践する価格改定も資金の回転率を上げる為に必ず必要な作業になります。
売れないままにしておくよりも値下げしてでも早めに売り切る方が大事ですよ。
在庫数が増えると管理の手間も増えてくるので、可能な限り少ない在庫で20%以上の利益率を出せると理想的ですね。
例えば、4万円の商品1点仕入れて、5万円で売るとそれだけで1万円の利益になりますよね。
この場合は、1点だけ売れれば1万円の利益ですから、在庫管理の手間も資金回収の早さも効率が良くなります。
※ただし、 初心者の方は4万円の売れない商品を仕入れてしまうと、4万円を回収できませんから資金ショートする可能性があるので、仕入れの分析力を養う為にも安い商品から仕入れ始めていきましょう。
基本は、1ヶ月以内に仕入れた在庫の内60%以上の商品を売る事を目標にしましょう。
欲を言えば、1ヶ月以内に仕入れた商品を100%売り切ってしまえば、どんどんお金は増えていきます。回転の良い在庫作りをこころがけてください。
1ヶ月以内に売れる商品だけを仕入れる
資金ショートを防ぐには、1ヶ月以内に売れる商品だけ仕入れる事を徹底しておく事が大切です。
そうすれば、お金が減っていくばかりの状態ではなく、しっかりと販売先からお金が返ってきます。
危険なのは、 利益率が高いからといって売れない商品を仕入れてしまう事です。 自分の資金量に見合わない仕入れ価格だったりするとなおさら危険です。
売れなければ利益にはならないのですから、売れない間は非常に苦しくなります。
ホームランよりもヒット狙いで確実に利益になる仕入れをしてください。
仕入れの際の商品分析力を磨く事が、資金ショートを防ぐ事に繋がります。
売れてから着金するまでの期間を考慮しておく
資金ショートしないように手持ち資金の範囲内で仕入れを行った。
かつ売れやすい商品を仕入れて、商品も売れた。
・・・ですが、ここで安心してはいけません。
実際に利益となるのは、 自分の銀行口座にお金が入ってくるまでです。
ここで事前に考えておきたいのは、それぞれの販売経路ごとの入金スピードです。
販売サイトによっては、入金までに1週間以上時間がかかるサイトもありますので、商品が売れた後のお金を支払いに回すには、どれくらいの期間で手元に入ってくるのかを考えておかなければいけないのです。
有名どころの販売経路で入金スピードが早い順に紹介しますと・・・
ヤフオク→売れて発送してから数日後 【最短】
メルカリ→振込手続き後 最長10日間
アマゾン→2週間ごとに振込 月2回入金
メジャー販売サイト3カ所の入金スピードをお伝えしました。
それぞれの販売サイトの入金サイクルを理解して、売れた後もどれくらいの期間で自分の手元にお金が戻ってくるのかを予め想定しておきましょう。
大きな固定費は、最初の段階では避ける
まだ、せどりを始めて間もない間に、大きな固定費を抱えると資金繰りが苦しくなります。
例えば、月額3万円の固定費がかかると毎月3万円分の利益は固定費だけでなくなってしまうわけですから、その分負担が増大します。
ただ必要不可欠なものも多くあります。
アマゾンの販売において有利になる大口登録料や、利益が取れる商品を拾えるツール等、ないと不便なものもあるのでここはお財布と相談しながら決めると良いでしょう。
基本は、固定費をかけるのは、まとまった利益が出せるようになってからで、その利益のうちの1割程度にとどめておくと安全だと言えます。
まとめ 〜お金が手元に戻るまでの時間を考慮した経営を〜
いかがでしたでしょうか?
せどりをしていると、最初に実感するのが「お金が増えている感覚がしない」というもの。
これは、クレジットカードで支払いをしている人は、特に実感しているものと思います。
理由は、お金が在庫に変わって手元の現金が減っているからですね。
こうした不安を抱えないようにする為に、この記事では資金ショートを防ぐ方法を解説しましたので、繰り返し読み返してもらえたらと思います。
これから、せどりを始める方は上記の点に注意して、楽しい自由なせどりライフへの一歩を踏み出してもらえたらと思います。